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☆ マルチブートローダーを使って作る



マルチブータブルCDの目的


ブータブルCDを作っていると、容量が300MB(BartPE)や、130MB(UBCD)なんてものも出てきます。
普通のCD-Rが650/700MBであることを考えると、なんとも無駄が多いですね。
もっといろいろなものを入れられたらいいのに、と思う人も多いはず。

マルチブータブルCDを作るメリットは2つ。
容量の有効活用/CDの枚数を減らせる。
CDを入れ替えるめんどくささの低減。
(マルチ化する快感)

デメリットは、
作るまでがめんどくさい。
組み合わせによっては失敗するかも。

この、CD/DVDのマルチブート化についてのページは、基本的に、UiUicyさん
マルチブータブルCD/DVDの作り方
を元に作ったものだ。
マルチブートの仕組みから覚えたい人気合のある人は上記のページのほうが断然詳しくていいと思う。
真似してでもここを作ったのは、より、敷居を下げるため。より簡単に作ってほしいからだ。



マルチブートローダーについて、


基本的に、ブータブルCDは、1つのブートセクタしかロードできない。
しかし、世にはマルチブートを行う専用のプログラムがある。(これをマルチブートローダーという)
これを使うことにより、マルチブートを行うことができる、というわけだ。

つまりは、

CDを読み込む ⇒ マルチブートローダーを読み込む ⇒ BartPEを起動する
 とか、
CDを読み込む ⇒ マルチブートローダーを読み込む ⇒ SLAX (Linuxのひとつ) を起動する

というように、起動するCD(各プログラム)を選べる、というわけだ。
なお、マルチブートローダー経由で各プログラムの起動をすることを、チェーンロード(チェーン=鎖)という。


マルチブートローダーは、通常ネットにあるものを使う。
無料のものでは、

Bootable CD Wizard (推奨)
CD Shell
ISO Linux

などがある。
機能の面では Bootable CD Wizard が優秀。
CD Shell はビジュアル面がいい。
ISO Linux は、文字道理Linuxが得意。

ここでは、Bootable CD Wizard を前提とする。
Bootable CD Wizard でないと、Windows系やAcronisTrueImageの組み込みで修正が必要になる。
詳しい理由はここでは書かない。


さて、マルチブートをする際の注意。
ブータブルCDにする際のブートイメージは、マルチブートローダーのものにする必要がある。
その前に、ISOファイルの作成は、基本的にCDRecordフロントエンドを使うこと。



設定画面ではこうなる。
Bootable CD Wizard を使うときは必ず BCDW\LOADER.BIN になると思ったほうがよい。



マルチブートをする際にはまずマルチブートローダーが呼び出され、そこから各プログラムが起動するため。考えてみれば当然だけど。

それともうひとつ、マルチブートローダーから何をブートさせるかを指定する必要がある。
これは、BCDW\BCDW.INIで指定する。




さて、ISOイメージファイルを作っても起動できない、
そんなときは、マルチブートローダーを介さずに(普通のブータブルCD)作ってみよう。
起動する先のプログラムが失敗していると、チェーンロードしてもうまくいくことはない。

単体で起動しても、チェーンロードで失敗する場合は、ブートセクタ(各プログラムの)を確認。
できない組み合わせはまれだと思われるので、試行錯誤でどうにかしてほしい。